「Good Job・Bad job」

「GoodJob、BadJob」-最近急速に進んでいるグローバル時代を生き残っていかなければならない私たち。その原点になる「仕事」について考えて見ましょう。今世界で、仕事は2極化しています。昨年、アメリカの経済学会が最高作品賞を贈った「GoodJobBadJob」(Arne L.Klleberg著)によると、仕事は能力の伸びが期待でき、かつ給料や労働環境の向上が期待できるGoodJobと、能力はあまり必要とはされず、加齢にしたがってむしろ給料や労働環境や待遇が劣悪になっていくBadJobに2極化しつつあると指摘、そしてこの動きは止めようがないと語っています。

 

GoodJobに従事する為の条件のひとつが、仕事を楽しめる心理的な姿勢や、仕事を楽しもうとする習慣を持つことだそうです。仕事を楽しめと言われたところで、楽しめないものは楽しめないと反発する方々もいるでしょうが、まず1日のうちで、どんなときにつまらないと思うか、仕事が楽しめない原因を探る事も重要になります。仕事に向いていないのか、上司や同僚とウマが合わないのか、就労時間や早起きが原因なのか、心の中で意外と整理がついていない事が多いのです。

仕事を楽しむ姿勢には、①小さな成功体験をコツコツと積み重ねる事(達成体験)、②他人が出来ていて、自分が出来そうな事を探す事(代理経験)、③「あなたなら出来る!」と励ましてくれる人を探す事(言語的説得)、④何が気分を高揚させ、何が不安になるかの心理状態をモニタリングする事(生理的情緒的効用)の4つの要因があると言われています。4つのうち、①と④は自分に原因がある=セルフ要因で、②と③は他者に原因がある=ソーシャル要因となり、仕事が楽しめないのは自分のやる気等だけではなく同じくらい社会環境的要因が大きいのが分かります。

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それでは対処法を考えてみましょう。①成功体験が積めない→自分の能力ぎりぎりの少し難しい課題に挑戦してみる。②ロールモデルがいない→他の部署や他社の気の置けない友人たちと会って話をして見る。組織外の人と話す事で、自分の仕事の意味を見直すことが出来る。③正しいフィードバックが得られない→直属の上司に期待できないのであれば、同僚、先輩、他部署の人で良いから自分に正当な評価を下してくれる人を持ったり、仕事の区切りの良い時に、一緒に仕事をしたメンバーと打ち上げ会などで振り返るチャンスを作る。④自分の心理状態を見つめていない→1日のうちで、どんなときに落ち込んでいやになったり、あるいは楽しいと感じるのかが分かってくると、仕事の取り組み方を変えていくきっかけになる・・・。一度きりの人生を充実したも

 

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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