「エジプト占星術②」

先月号からの続きです。エジプト占星術の神について説明を続けましょう。

Geb(ゲブまたはジェブ)2月12~28日、8月20~31日生まれ。パンテオンで執り行われる儀式の際にその誓いが神聖な物であるかを判断しそれによって地球上のバランスがきちんと保たれるかを監視する神。「人生の保護者」としてゲブは限りない優しさと平和でありながらも確固たる態度をとり続けます。記憶を司り、文筆業、事務全般、カウンセラーとなる人たちを支えます。かなり繊細な部分を持ち合わせているので人を同情する気持ちが高じて感情的になることが往々にしてありますがそれを越す魅力的なパーソナリティがあります。

Osiris(オシリス)3月1~10日、11月27日~12月18日生まれ。妹であり妻であるIsisの助けもありオシリスは人間にいかに神を崇拝するかを教え、農業を支え、宇宙の摂理を説き聞かせます。輪廻転生の象徴で正しい判断をするように我々を指導して行きます。でもオシリスの2面性は、一方では寛容で正しい判断を下す反面、他の面は非常に無防備で激しい感情をむき出しにするので、往々にして即断即決が遅れることや判断をしそこなって足踏みするなどの矛盾を引き起こします。この誕生日に生まれている人たちは多々誤解されたり感情的過ぎるとの批判を受けることが。でもダイナミックで知的そしてその上昇志向は比を見ません。

Isis(アイシス)3月11~31日、10月18~29日、12月19~31日生まれ。

エジプト神の中でも最も良く描かれている女神。規律を守り深い愛をいつくしみを持っています。種々の難問を解決し、人生の愛のメッセンジャーであり精神の母でもあります。このアイシスに守られて生まれてきた我々は、統合と一致、協力と努力の姿勢を持っています。自身に満ち溢れ他人との関係をスムーズに保ち、その独特のユーモアで人気者でしょう。でも問題が深刻になると非現実的なところに逃げ出す傾向もあるので、ギブアップをせずに問題解決にぶつかって行く勇気を持つ必要があります。

Thoth(トス)4月1~19日、11月8~17日生まれ。

鳥の面をつけた神。伝統を守りながら新しい考えを泉のように沸かせインスピレーションを与えます。知恵者であり、宇宙飛行士、会計士、政治の世界のリーダー、ヒーラー等の守り神です。ナイル川に滋養を与え続け、それと同じ意味合いで頭脳に滋養を与え知的な新しい言葉を作り出していきます。賢いだけに、我慢が足りない時にはかなりの批判力を持って叱り付けることもあり、まれに間違っていたとしてもそれを認めない頭でっかちなところがあり、説得することは難しいでしょう。(次号に続く)

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

                    more info