「カバラ」

 

最近、ハリウッドの女優・男優たちや歌手のマドンナなどが信仰している教えに「カバラ」と言うのがあります。カバラとはヘブライ語で「伝承」を意味し、その超秘法は、直接神から、イスラエル人に十戒を授け、エジプト脱出時には大海を真っ二つに裂いたあの超人モーゼに授けられたと言われています。カバラの教えは宇宙のすべてを包含し、象徴と体系とを駆使して、一切の謎を解き明かすマクロの教えと共に、人間の内なる光の点を探っていくミクロ的精緻さを備えています。

 

「すべての人を愛し絶対的な幸福と超人的な能力を持つこと」がカバラの目指す所であり、その境地に至るノウハウの集積―我々は全体としては完全だが、個としては不完全で、だからこそお互いの長所を生かしあい、欠点を補いあって生きていかなくてはならないーであって決して特定の神や信仰を押し付けたりする宗教ではない所なのです。だから、現世での自分の使命や生きがいを知り、本当の自分の姿を知ることが大切なのです。

 

カバラによると神は宇宙を創造した時に、自ら「セフィロト」と呼ばれる光りを放っていました。そして後々、ヘブライ文字・数値やタロットカードのマントラの元になる「生命の樹」を神は4つ創造し、4つの階層に分けました。アツイルト(神性界)=全能の神、創造主などの意味、ベリアー(創造界)=大天使、人神、救世主などの意味、イエツラー(形成界)=天使、神の子、正しい人間の魂のある所などの意味、アッシャー(物質界)=悪魔の4つです。

 

 

面白いのは、このアッシャーに私たちは生きている訳で、悪魔と言うのは、神の分身、じゃまする者、神の隠匿、もめごと屋、放火魔、口論屋、剥奪者、騒動屋、猥褻、不浄を全て合わせて表現しています。これら「悪魔」を形取っている気持ちの有り様を浄化し、愛を高めて行くにつれ、意識がイエツラーへ移行し、肉体に伴う色々な制約から解放され、超能力が開発され、時間・空間の限界が消滅すると言われています。

 

そうして究極の愛を発現したときに意識はますます高度の階層、ベリアーからアツイルトへと拡大して行きます。肉体を持たない差別のない、例えようのない程の幸福感、神と一体化して、輝ける栄光の存在となることで、全ての人々を平等に愛することが出来るようになるのです。

 

私たちの魂は肉体を持って生まれてくる前に霊界でひとりひとり使命を与えられます。でも残念なことに生れ落ちると同時にその記憶は深層に沈んでしまいます。でも、カバラの教えで明らかなように、不完全な個としての私たちが常に他人を自分の様に愛し、力を合わせて協力し合い、自分ひとりのときは、密やかに魂の霊位を日々上げる努力をして行けば、いずれその使命を与えてくれた「神」あるいは「ハイヤー・パワー」に行き着き、至福の幸せを手に入れられるのです。霊の遺伝子は皆同じだけ持って生まれて来ています。誰の分にも優劣はありません。

 

10月15日から11月15日はあなたの周りのオーラ・カラーが一気に「透明」に替わる月。巧妙に物事を隠そうとしても、「本当」が他人には見えてしまう時期に当たります。正直に謙虚に行かないと、自分が起こした行動や発言は鏡に写したように同じ力で自分に跳ね返ってきます。 普段からうそをつく癖のある人、自分の利益だけのための付き合い(恋愛・結婚を含めて)をしている人、他人を利用して楽をすることの多い人、暴力やコントロール魔の人にはこの時期が「心の洗い直し」に最適です。

 

しっかりと自分と向き合い、違う自分になることを神様に誓いましょう。 

そしてあなたへのどんな意見も軽く受け止め、あなたからの意見は言わずに胸にしまっておく位でちょうど良いのです。

口は笑顔を作るため、耳は自然の音を忘れないため、目は転ばないで歩くため、、、、

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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