「コミュニケーションについて」

最近は何でも携帯やネットで、連絡、買い物から情報収集まで簡単に片付け、顔を見ての会話等のヒューマンタッチがどんどん薄れていっています。私もネットゲームで遊びますが、ネットで顔が見えないと、自分で作り上げた世界に酔い、相手の言う事、する事、アバターそのものをしっかり信じきって、亜空間での擬似恋愛や、個人情報がらみの脅し、金銭上のトラブルが後を絶ちません。そこで今月の光の当たっているコミュニケーション運を利用して、コミュニケーションを高める為の秘訣をご紹介しましょう。コミュニケーションの良し悪しで、幸福になる一握りの人たちと、「その他大勢」になってしまう、その違いとはどこにあるのか「説得の技術」とは何なのかを探って見ましょう。

 

①「弱みを見せろ」-相手を仕事だろうが恋愛だろうが、説得する上で、重要克決定的な役目を果たすのが、「信頼を得る」事。正直で信頼に足る「候補者」と見られる為には、積極的に、自分の長所を売るのではなく、弱点を晒すのです。次に大事なのが②「失うものをアピールする」事。婚活にしても就職にしても、激しい競争の中では、相手が失うものを協調するのが最も効果的です。自分を失ったら(採用しなかったら)、これだけ損をすると具体的に指摘するのです。人間は潜在的利益よりも、潜在的損失に心を動かされ、一番印象が強くなり、意思決定に大きな影響があるのです。③は「先手を打つ」事。誰が自分に何をしてくれるだろうを中心にネットワークや人間関係を広げていくと、利益ばかりを追求する利己主義な人という印象が次第に強くなり、本当に大事な人たちを失う事になります。それより「自分が誰に手を貸せるか」を中心に行動していくと、人は何かを提供されると、お返しに何かしなければという義務感に駆られるものなのです。キリストではないですが、「与えよ、さらば与えられん」の精神です。④番目は、「求められない限り、相手のどんな行動や言動も批判しない」事。相手のしてほしい事に集中し、リクエストに応じていくうちに、相手からの絶大な信頼を得ていくのは間違いありません。⑤自分が相手からどう見られているかをしっかりと見極めましょう。心理的な優劣を把握する事によって、「物申す」事が自分に抵抗や反発を生み出すようでは、将来はありません。対等な間柄だけに、暖かさの篭った批判や反論が生きてきます。⑥「第三者の意見を提示しろ」。自分の評価に対して、他者の意見が多ければ多いほど、影響力は高まります。仕事で言えば、良い仕事をしたときは、自分を褒めてくれる文章を書いてもらい、それを貯めていきます。自分を支持してくれる言葉集といったところでしょうか。何もしっかりした文書は必要ありません。カードでもよし、形に残るものなら何でも大丈夫。それをあなたの意中の人(や違う職場や部署のボス)に見せる事で、あなたの信用度は急上昇します。⑦そして、「前ぶりから入る」習慣をつける事。過去の栄誉や偉業に、人は意外と興味が無いもの。ましてや今まで苦労して報われなかった人にとっては、トゲにもなります。それより、「今の仕事ぶり」を聞いたり、「今の興味」を聞き、同意したり、感嘆したりすることで、即席・速攻の仲間意識が生まれます。

 

そして、最後に最も大事なコミュニケーション・テクニックは・・・「怒りに任せて発言しない」事!。怒ったときの発言や行動は、後悔というページに残る重いになるだけで、決してよい結果を生む事はありません。相手に対する怒りをそのまま提示するのではなく、「いかにそのことで残念か」と言う、残念な気持ちを伝えることで、相手に考える余裕や反省するチャンスを与えて上げられるため、友情も愛情も仕事も、失わなくてすみます。こんな電子時代に人と知り合うのは容易ではありません。今ある友情を大事に、これからの関係を長続きさせて下さいね。

 

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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