「ストレス」

今月は「ストレス」についてお話しましょう。ほとんど同じような環境で同じようなストレスを受けているのにも拘らず全然ストレスに動じない人と精神的に参ってしまう人とがいます。 この違いは「ストレス耐性」の違いから来るのですが、この「ストレス耐性」はいったいどこから生まれるのでしょう? こうした違いはすでに赤ちゃんの頃に決まってしまうらしいと言ったら驚かれるでしょうか? そしてこの差は母乳で育ったか、粉ミルクで育ったかの差だと言ったら? 母乳で育った子供は母親が毎日違う食品を食べるために色々な味の母乳で育ち5感が研ぎ澄まされて脳の発達が促され豊かな感性や繊細さを学び、環境にすばやく慣れる力=環境をすばやく覚える力を蓄えます。逆に粉ミルク育ちの子供の場合匂いや味が全く同じミルクからは5感への刺激がほとんどなく、なかなか環境について記憶できない、つまりは環境の記憶が出来ないためにストレスを受け続けてしまう、、、と言うわけです。ですから「ストレス耐性」は記憶力と深い関係があるのです。

 

最近の研究結果では、ストレスに強い脳は環境にすばやく慣れる力が強い脳であることが分かって来ています。環境にすばやく慣れる力とは環境をすばやく覚える力でもあるのですから、結局記憶力と深い関係があるのが分かります。 脳内で記憶力を担う部署は「海馬(しーま)」と呼ばれる所ですが、「海馬」をきたえるにはジョギングや大勢の人とのふれあいやコミュニケーション、食べ物をゆっくり良く噛んで食べること、5感を豊かに働かせることなどが必要です。形、匂い、味、色、音などの情報を的確に脳にインプットするためには繊細な5感を育てることが必要で、それには日ごろから芸術に触れたり、瞑想をはじめ忙しい生活を意識的にスローダウンさせてみたり、目を閉じて音楽をゆったりとした気持ちで鑑賞したり、美味しい物を探して気の合う仲間と一緒に食事をする習慣をつけるなどの、「心身ともに心地良い生活をすること」が大事であり、その結果素晴らしい記憶脳を作り上げ、ひいては「ストレス耐性」を高める結果になるのです。疲れていたりプレッシャーがかかっているときは物忘れも激しくなるのです。だから、「ストレス耐性」を高めれば自然に記憶力も上がる!わけなのです。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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