「タロット教室②」

今月は「自分で占うタロット」教室・その2です。皆さんは良く占い師さんが自分を占えないと言うのをお聞きになったことがあると思います。それは自分で自分を占うとどうしても「こんな答えが欲しい」「こんな結果だったら」と言う願望が強くなってしまい、心も精神も混乱してしまうからです。ですから自分で占うときはあくまでも問題を客観的に見つめることです。そしてどんなカードが現れてもその読み方も冷静に。また自分ひとりで占っていると、結果が気に入らないからと、同じ問題を何度も占ってしまう傾向があるので、占いは一度!を心して。それでも何度かカードを引いてしまう場合はその都度きちんとメモを取って、自分の心の動きもメモにして残して。例えばどんなカードが腑に落ちなかったのか等々。でも最終的には、心を落ち着かせ、キャンドルやお香のシンとした雰囲気の中で、出来るだけ「無」の心で1度だけ占う訓練を。そうして行くうちに、1度だけの結果を吟味して深慮する精神性の高い新しい自分を知らず知らずに作り上げて行く修練にもなるでしょう。

 

さて、カードの並べ方ですが、初心者の皆さんは、これから述べる方法からトライしてみましょう。

① ワンオラクル法 - これは1枚のカードに答えを求めるやり方です。カードをシャッフルした後、1山にまとめてから利き手で横一列に山を崩し、その中からピンと来るカードをそのままひっばり表に返します。この方法の場合は、質問は具体的であればあるほど良い答えが得られます。② ツーマインド法 - 2枚のカードを使って気になる相手の自分に対する気持ちを占うのに適しています。同じ様にシャッフルし崩した山から1枚を「相手の今の気持ちは?」と健在意識を知るため1枚引きます。それを表に返して上位置に置きます。次の1枚は「相手の潜在意識は?」と念じながら引きます。それを始めのカードに真下に置きます。答えはたいてい2番目のカードに隠されています。 ③ トライアングル法 - 3枚のカードを使います。シャッフルしてから山を3つに分けそれぞれの山の中から1枚目を真ん中、2枚目を利き手の位置、3枚目を反対側に置きます。1番目のカードは問題の現状を、2枚目は問題の未来を、3枚目は問題の対策を暗示します。この方法だと2番目のカードが悪い結果でも3番目のカードが対策を教えてくれます。(「自分で占うタロット教室」その3に続く)

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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