「四苦八苦」

9月は旧暦で言うと節分を挟んで大体一年の真ん中に当たります。そして9月に入ると一年経つのが早いなと感じる様な月でもあり、まだまだ4ヶ月あると思えるような月でもあってちょっと中途半端ですね。10月を過ぎると自分の事も含めて忙しくなりすぎて、人との関係を考える暇がなくなります。だから今月こそ「生かし、生かされる人間関係」とは何なのかを考え、自分の印象だけで遠ざけている相手はいないか、周りに自分の助けを必要としている人たちはいないか、じっくり見回してみましょう。

 

「四苦八苦」(しくはっく)と言う言葉を聞いた事がありますか? 「四苦八苦」と言うのは本来仏教用語で、人生上の根本的な苦しみをひっくるめた言葉です。「四苦」とは「生老病死」(しょうろうびょうし=生まれてきたこと、年をとって老いていくこと、病気になること、死ぬこと)の四つで、それに「愛別離苦」(あいべつりく)、「怨憎会苦」(おんぞうえく)、「求不得苦」(ぐふとっく)、「五陰盛苦」(ごおんじょうく)の四つを足して「八苦」になるわけです。その中で「怨憎会苦」と言うのは、自分を殺してでも嫌な相手と付き合わなければならない苦しみの事です。「人付き合いをなめらかにして行くのには自分からの働きかけと努力が必要なのだよ」と神様は教えてくださっているのです。この苦しみを少しでも和らげ、徳を積むために、一日にひとつ人のために何かしてみましょう!

 

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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