「姓名判断」

今月は「姓名判断」についてお話しましょう。姓名判断とは人の姓名からその人の性格や人生の趨勢(すうせい)、適職、恋愛の傾向、家庭運、病歴等を判断する占いのひとつです。姓名判断は姓名の字の画数から5つの格数を割り出します。その上に生年月日(人間の持つ生まれながらの性質と役割)と姓名の陰陽2気(身体的調和)そして姓名が発音される時の音を5行に対応させた際の判断、八卦・九星などの数理や姓名を全体的に解釈した上での意味等を通しての総合的な鑑定まで含まれます。

 

5運と呼ばれるものは、天格、人格、地格、外格、総格で、それに霊数、凶数、吉凶数を割り出して占います。<天格>とは姓の総格数。これは祖先運で、晩年になるほど影響力を強める。結婚した場合、配偶者の一方は天格が変わり、総画も変化することに。 <人格>は姓の最後と名の第一漢字を足したもの。主運とも呼ばれ、姓と名の画数を用いることから姓名の中心。この数字は人物の内面を表し、家庭・仕事・恋愛・結婚運、そして中年期に影響を与える。<地格>は名の画数の合計。一文字でも同じ。この数字は幼年期の運勢を表し、人間が生きていく過程に多大な影響を与え、性格、金運、職業、性的な傾向、金運等に影響を与える。人格が内面を表す数字であるのに対して、地格は「他人が見るあなた」となり、良い数字であれば他人からの恩恵を沢山受け、凶数ならば他人に良く思われないとされる。<外格>は総数から人格を引いた画数。1字姓と1字名の場合は霊数と呼ばれる数字の1を足す。この数字は対人関係、社会的な環境、家庭を含めた職場等の外的要因、人生の過程の実りの大小を表すと言われる。吉数だと良い友人、同僚、上司、配偶者、先輩等に恵まれる。<総画>は姓名を全部足した数字。中年~晩年にかけてはっきりとした影響が出てくる。<霊数>この数字が設けられている理由は元来姓名判断は2文字以上の姓名を前提としているから。総画には数字1を足さないが、人格、地格、外格には足すことになっている。<凶数>は読んで字のごとく悪い数字のことではあるが、姓名はバランスと調和が最も重視されるのでただ単に悪い数字と理解しないこと。ちなみに、総数の中での吉数は15(信望運)、23(実力運)、24(裕福運)、31(順風運)、32(僥倖運)、41(実力運)、47(爛漫運)そして7は大吉数。凶数では、9(逆境運)、10(苦労運)、19(孤立運)、20(離散運)そして4が大凶数となります。

 

画数の計算には色々ありますが、一般的なものは旧漢字の画数で計算するもの。でも、最近は現行の新字体で計算する流派もあります。芸能界ではかなりの確率で姓名判断の権威に見てもらい、字格を直したり、有名になる名前に変えるなどが行われています。ちなみに麻原彰晃と言う名前、これは姓名判断上類まれな吉名になるそうです。歌手の本田美奈子.は名前の後に点をつけていますし野球の山本浩二、加山雄三、渡辺えり等が姓名判断を元に改名している例です。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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