「心と体」

今回は医学的な面から、心と体の問題についてアプローチをスタートしてみます。がん細胞と言うのは健康な人でも1日5000個出来ます。免疫細胞はがん細胞が出来るたびにそれを攻撃して死滅させています。体温が1度下がり免疫力が30%低下すると、1日1500個近くのがん細胞が増殖してしまう危険性があります。ストレスを受けると脳の視床下部にある体温中枢が障害を受けるので体温が下がります。大きなストレスが長時間続くと自律神経のバランスが崩れ血液の流れが滞ってさらに低体温になります。精神疲労を含めたイライラや気が塞ぎやすい人はGABA(ギャバ)という玄米やトマトに含まれる成分が効果があるようです。そして筋肉は体の中で一番多くの熱を作る場所。寒い時にブルブル震えるのは筋肉が自然と収縮して熱を作り出そうとするから。筋肉を鍛えると筋量が増えるので作られる熱の量が多くなって体温が上がります。筋トレには成長ホルモンの分泌を促す作用があり、脂肪を分解する作用もあるので体温上げとダイエットのためにも筋トレは重要と言えるのですね。内臓脂肪は主に超の周りにつく脂肪の事。内臓脂肪には糖尿病、高血圧など生活習慣病を引き起こす「アディポサイトカイン」という悪玉ホルモンを分泌する作用がありますが、内臓脂肪はつきやすく落ちやすいという性質があり体温が上がると基礎代謝がアップするので内臓脂肪も燃焼しやすくなります。

 

うつ病になると血液中のエタノールアミュリン酸(EAP)と言う物質が減ってくる事が分かっています。EAPは脳に最も多く存在します。喜びや快感、動機付けなどにかかわる「アナンダマイド」という精神伝達物質が働いた後に出来る代謝物のひとつです。面白いことに「アナンダ」とは、お釈迦様の弟子だった「アーナンダ」が由来で、サンスクリット語で「歓喜」と言う意味。仏教と脳内物質とが関わっているとは不思議な縁ですね。人間の体の大きな血管と小さな血管を全部あわせると凡そ10万km、なんと地球を4週半する長さ。体重50kgの人なら血液量は焼く8%の4リットル。この血液が栄養状態から病気の有無、ホルモン量、遺伝子さらに心の状態までつぶさに教えてくれるのです。体温に話を戻しましょう。健康な人の平均体温は36.5度(ただし日本人の場合。外国人はやや高い)。女性は36.8度。2009年の日本人の平均体温は36.2度、35度台の体温になると、がん細胞が一気に増殖するのが認められています。体温が1度上がると免疫力は5~6倍。体温は朝8時ごろから徐々に上がり、夕方ごろがピーク。そして夜にかけて穏やかに下がって行きます。

体温を上げるとどういうメリットがあるかというと、①新陳代謝がアップするため美肌に②免疫力アップで風邪や感染性の病気にかかりにくくなる③基礎代謝アップで痩せやすい体になる④腸の働きが活発になり便秘が解消される

 

そしてその上、悪霊もつきにくくなります。霊が出る、つくと言われる場所は温度が低い場所、暗い場所、湿った場所、空気の流れが悪い場所が殆どなのですが、霊(特に悪霊)は私たちが、心身のバランスを崩し体が低温化している時、病気で内臓から力が無く、うつをはじめとする精神病に犯され始めている時、体を動かさずに内臓脂肪が溜まり体全体に活力が無い時、背筋を伸ばして良い気を取り入れずに不健康な姿勢や態度でいる時を狙っています。不思議なことに「私は健康です」と言い切れる人には悪霊は寄ってきません。体の熱は首から背中部分から逃げやすいので、背中をしっかり暖めることが必要なのですが、今日からこういった身体的な健康面からも幸せになる方法を考え直して見ても良いのではないでしょうか。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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