「月と私たちの不思議な関係②」

<月と私達の不思議な関係・その２＞　ルナティック・ハイ（Lunatic High）と言う言葉を聴いたことがありますか？　これは満月の時期での呼吸は通常の時と違って変性意識状態が促進されて睡眠時に作用すると言われるいわゆる心理的な浄化（ヒーリング）プロセスの事。昔から月夜、特に満月の夜に瞑想をすると、自分の心と向き合う絶好のチャンスであると共に、あらゆる病いから自分の肉体・精神を解放するための治癒促進効果として効果があると実証されて来ました。　ハタヨガの中にも「月の礼拝」のポーズがあり、満月の４日前から月の光りの下で月に向かって礼拝する形を取ります（ちなみにハタの「ハ」は月、「タ」は太陽の意味）。月齢の周期によっては良く眠れる時期（上弦と下弦の期間=身体を弛緩させる）とその逆の時期（新月・満月の時期＝身体を緊張させる）があり、病気を治したり、癒しを求めたりするときは深い睡眠が必要になるので上弦・下弦の月の時期を有効に使います。

月齢の周期が新陳代謝とそれだけかかわりがあるなら、これを利用してダイエットにも応用できることになります。月齢周期による代謝リズムでの新月と満月のふたつのピークには体の代謝も活発化します。つまり、食欲が増し、摂取した栄養もどんどん体に吸収されるのです。ですからダイエットをしている方、またこれからと考えている方は、この時期、リッチな食事、カロリーの高いもの、甘いものや外食を出来るだけ控えてバランスの良い食事をするようにしないと思いがけない体重増加につながるというわけ。「特に何にもしてないのに体重が増えちゃった」と言う方、もしかしてこの時期にあたっているのかも？　数日バランスの良い食事をゆっくりと食べるような食生活に変えてみてください。この時期急いで飲み込むように食事をすると満腹中枢が働き始める前に食事を終えることになってしまい、ますます肥満の原因になってしまいます（満腹中枢が働き始めるのは食事の２０分後）のでご注意を。