「気」

今月は「気」についてお話しましょう。元気の「気」、病気の「気」・・・気って何でしょう?気とは「生命のエネルギー」そのもののことです。そしてこのエネルギーは息をしている命あるものだけに存在するのではありません。身につけている物にも、何にでも気はあります。陰・陽、プラス・マイナス、気の中にもプラスの作用のもの、マイナスの作用のものがあります。夜、陽が沈んだ後に窓や戸、物に手をかざしながら家中を歩いて見てください。冷たく感じる所や方向があるはずです。単純な言い方をすると、冷たい方向が「陰」の方向、悪い気が漂っている場所と言えます。そう言った「マイナスの気」を追い出し「健康な気」を取り入れることを外気功(がいきこう)、気を自分でコントロールできるようにする訓練を内気功(ないきこう)と言い、中国から伝わっている武術で「気」を使って相手を吹き飛ばしたり倒したりする術を硬気功(こうきこう)と言います。中国医学では人の体には経絡(けいらく)と呼ばれる血管、リンパ、神経系とは異なる系統があると考えられています。この部分が詰まって「気」が通りにくくなると病気になると考えられているのです。

 

現在でも必然的に気功の使い手は中国人が多いのですが、長い歴史を通し宗教家や修行者は気の力で病気を治してきた事が実証・記録されています。聖書を見るとキリストが手をかざすことで病人を治したという場面があるように宗教家といった指導者達はエネルギーに対して柔軟に対応できたので自然と気を自在に操る事が出来たのでした。私たちでも本能の力が極限に達した時は思いもかけない能力を発揮しています。火事場の馬鹿力とか母親が子どもに「痛いの痛いの飛んでけ~」と言いながらその部分をさすると子どもが落ち着き痛みが軽くなるのは、ただ単に安心させているだけでなく、母親が「気」をコントロールして悪い気を取り払っているからなのです。人間が本来備えている力=気=は文明が発達していく途上で徐々に忘れ去られ、今気を操れるのは「無」の境地に達した修験者、霊能者、あるいは一瞬の集中で無の心境に一気に達した場合のみと限られてしまっています。

 

死ぬとは普通「心臓が停止し脳が動かなくなること」ですが、ではなぜ心臓が停止するのでしょうか?なぜ呼吸が止まるのでしょうか?何かが体から抜け出るからではないでしょうか?実験では死の前後で体重が変わるという報告があります。死んだ後は10グラムほど体重が軽くなっているというのです。死んだ後に減った10グラムとは何でしょう?「魂(たましい)」と答えるお医者様が多いですが、それでは魂はどこから抜け落ちてしまったのでしょうか?サイキックや気を操る修験者の答えは「第3の眼」(眉毛と眉毛の間)と呼ばれるチャクラからある限界を超えたときに良い「気」(魂の元)が抜け落ちるためと言います。良い気が出なくなるから死ぬのですね。それでは悪い気はどこから抜けて行くかというと足先からで、悪い気が出ている限り死ぬことはありません。臨死体験で見るのは「放出される気が見させる幻覚」という事が出来ます。そして本能力が強いほど霊感が強いということですが、人の悪い気を吸い取ることにもなるので霊感が強いと病気にもなりやすくなります。 事故を多発する場所に漂っている悪い気、通夜や葬式で貰ってきてしまう悪い気、亡くなった人から貰い受けた物に漂っている悪い気を受け取ってしまうこともあります。最近どうも具合が悪い、ラッキーな事が起きないというのなら、感謝の気持ちをこめて祈りを捧げそれらの物を外して、ニュートラルであなたを守ってくれる観音像、ロザリオ、神社仏閣でお払いを受けたりしたお守りを身につけて見てください。運気が転換するスピードは悪いことが起きるよりずっと緩やかで気がつきにくいものですが、必ず好転していきます。やってみることに価値がありそういう態度に良い気がついて来ます。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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