「涙」

辛い時、悲しい時、悔しいとき、嬉しい時、感動した時に自然に流れる涙、感情の揺れ動きに従って涙腺が緩み、涙が流れると自然に気持ちが落ち着く・・・涙。涙ってとても不思議ですが、涙にもいろんな種類があるのを知っていますか? 喜怒哀楽は「感情の涙」、その感情により、涙の成分も味も量も異なるのです。そう涙は自律神経と深い関係があります。

悔しい時、怒った時、感情が高ぶり落ち着けない。こういう感情の時に流れる涙は心身を緊張させる交感神経が刺激されることにより分泌されます。振り絞るように涙が出るので、量は少なめ、ナトリウムを多く含んでいるのでしょっぱい。 逆にうれし涙や悲しい涙の気分の時にはリラックスした状態なので、こうした涙の時は心身をりラックスさせる副交感神経が刺激されています。拭いても拭いてもとめどなく溢れる涙・・・そう量が多く、水っぽく淡白、脂肪分が少なく、カリウムが逆に多くなります。

 

ひとしきり泣いた後ですっきりするのは、涙と一緒に流れ出る物質と関係があります。涙には脳から分泌されるプロラクチンや副腎皮質刺激ホルモンという、ストレスに反応して緊張を強いたり、免疫系に影響する物質すら含まれています。 またロイシン、エンケプリンといったストレスによって生じる神経反応を緩和する脳内モルヒネの1種が含まれていることも確認されています。また過多になると、神経の伝達に影響を与えるマンガンというミネラルまで確認もされています。人は涙を流すことによって過剰になっていたストレス物質を排出し、自律神経をコントロールしているのですね。だから泣きたい時には思い切り泣く事が自律神経のバランスを整えるのに大切だと言えるわけです。あまりに悲しいことに遭遇した時に「泣けない」状態になりますが、心身が落ち着くにつれ、ふとしたときにハラハラと涙がこぼれて来るようになれば、回復はそう遠くない・・・とも言える訳ですね!

 

涙を流すのにお勧めの小説は、「今日われ生きてあり」、「世界の中心で愛を叫ぶ」、「サヨナライツカ」、「涙が出るほどいい話」、「塩狩峠」映画では、「The Elephant Man「My Friend Forever」「Dancing In The Dark」「Knocking On Heavens Door」「Life Is Beautiful」「I Am Sam」「Band Of Brothers」音楽ではジョン・レノンのStarting Over、Bump Of Chickenの「K「アルエ」「ラブメイカー」「天体かんそく」、エリック・クラプトンのRunning On Faith、Mr Childrenの「深海」、マイケルブーブレのHold Onそしてクラシックでは、ショパンの「別れの曲」・・・皆様のリストは何ですか?

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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