「生霊(いきりょう)」

今月は「生霊」についてお話しましょう。「いきりょう」は「いきすだま」や「せいれい」と呼ばれることもありますが、これは、「生きている人間が強力な負のエネルギーの霊となって他の人間に取りついてしまう現象のこと」を言います。霊体の中でも最も嫉妬心が強く、そして一番徐霊しにくい霊なのです。 何だか最近調子が悪い、精神的に不安定、理由もないのに急にやる気がなくなる、喧嘩をしなくて良いところで喧嘩をしてしまう、嘘をつく癖がつく、理由もなく恋人からふられる、気をつけているのに大事なものをなくす、必死に勉強しているのに良い点が取れない、気分が晴れない、体重は増えていないのに身体全体が重たい、食べる量は変わらないのに急激に体重が増えた、友達が次々に去って行く、、、これらは偶然ではなく生霊が取り憑いている可能性が大いにあります。

 

生霊には他人と自分の身内の分があり、区別をつけます。身内の生霊は、心の不安定さに直接結びつき、他人の生霊の場合は、身体の不調、やる気の低下、人間関係の劣悪化といったふうに出ます。身体的症状では他に、めまい、耳鳴り、悪寒、吐き気、全身の倦怠感、呼吸困難、運動機能障害や持病が悪化するなどあり、精神的な症状では悪夢、金縛り、情緒不安定、うつ、イライラ、幻覚、異常な眠気など。さらにそのほかの症状では、身体から悪臭がする、ペットが突然死ぬ、やることなすこと全てが裏目に出る、人格が突然変化する、自分が買って来た食べ物がすぐに腐ってしまうなどがあります。 

 

生霊に取り憑かれやすいタイプの人とは、思わぬ交通事故にあった人、恋人や夫婦仲の悪い人、腰の悪い人、不倫関係の人、肩こりや手首の痛い人などです。では生霊に憑かれにくくするにはどうしたら良いのでしょう? それには、常に感情や心の安定を図ること、欲望をコントロールする強さを身につけること、精神的に自立し他人の意見に流されないようにすること、そして一番大事なのは原因不明の病気、疾患、不調を感じたら、自分の交友関係や自分の抱える問題を見据え、早急に解決を図ること。最後に、不運続きの人、生まれながらに優しすぎてNO!の言えない人は「徐霊」をしていただくのが最良の方法ですが、カウンセリングやヒーリングでもある程度の効果は見込めるでしょう。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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