「相性と食べ合わせ」

早くも、師走・・年の瀬となって来ました。来年平成27年は運気的に見ると山羊座と山羊座がぶつかる運命の年。神話や寓話的に見ると、閻魔(えんま)大王の現れをみる年と言われています。

嘘や偽りで生きている国や人には容赦ない叱責と結末が与えられ、大義名分だけの策略や甘言、綺麗ごとに安住してはいけないと言う、厳しい年になると言われています。正直に自分の周りや生活を見直し、人を騙したり、短絡的な思考やビジネスに身を任せているなら、来年こそ、即座に生活転換をなさったほうが良い様です。昔と違って、現代は、すぐにネットで情報が入り、メールや携帯で連絡がつく割には、人との直接のかかわり合いがどんどんと薄くなって行っています。そうなると、ますます占いや相性が気になり、本来ならば付き合ってみないと分からない人間関係でも、物事をあらかじめ知りたいと言う欲求は、人間がその関係性の中でしか生きられない社会的動物である証拠です。


「相性」とは、2人ないしは複数の人間が、各々持つ性格や性質が合うかどうかと言う事ですが、この相性と言う考えは、元々「陰陽思想」と「五行思想」(中国の春秋戦国時代:紀元前770~221年)との2つが絡み合って生まれたもので、陰陽思想は、全ての事象は、それだけが単独に存在するのではなく、「陰」と「陽」と言う、相反する形(明暗、善悪、男女、吉凶等々)で存在、それぞれが「消長」を繰り返すという思想で、五行思想は、万物は「木火土金水」と言う5つの要素により成り立つとするもので、後に5つの惑星と様々な事象が結び付けられ、観念的な「陰陽五行思想」として定着しました。ちなみに「相性」は、工業製品にも用いられる言葉で、パソコンでも良く聞くことがあります。悪い相性だと正常に動作せず、パーツやデバイスドライブが原因の可能性が多く、こうなると解決を目指すよりも諦めて構成を変更したほうが良い場合が多い。何だか人間関係と似ていますね?


それでは、食品のほうの相性、「食べ合わせ」について、事実かどうかを、考えてみましょう。

①うなぎと梅干=うなぎの脂っこさと梅干の強い酸味が消化不良を起こすとされて来ましたが、実際には、梅干の酸味がうなぎの脂の消化を助けるために、これは嘘!実際は相性良しです。

②てんぷらとスイカ=これはスイカを食べると胃液が薄くなるため、てんぷらの油を消化する力が弱まり、胃腸の弱い人は避けたほうが良い。無理すると下痢をする事もあるので、真実!

③カニと柿=両方の食品とも、身体を冷やすので、冷え性の人は厳禁!そして、両方とも、痛みやすい食材なので、新鮮ではない場合に、食中毒を引き起こす事も・・・と言う事で、真実!

④さんまと漬物=さんまは焼くとたんぱく質が変化して「ジメチルアミン」という物質に変化、漬物は野菜に含まれる硝酸塩が発酵の過程で「亜硝酸塩」に変化、この2つの物質が融合すると、なんと「ニトロソアミン」と言う発がん物質が発生する事が分かっています!と言う事で、危険な事実!


その他、スイカ+ビール、たこ+わらび、クルミ+お酒、「メントス」+炭酸飲料(これはメントス・ガイザーと言う現象=泡が一気に吹き上がるので、死に至ることもある=で有名です)、ドリアン+アルコール(これは東南アジアでは周知の事実)の組み合わせは危険ですので、避けて下さいね!


これからの年末年始、どうか皆様が健康で幸せな毎日でありますように、心からお祈りしております。

 

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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