「結婚」

平成21年になってはや一ヶ月。今年の目標をひそかに「結婚」にしている人も大勢いるのではないでしょうか? と言うことで今回は「結婚」についてです。昔々バブルの頃は結婚で生活全体のレベルが下がるのをいやがって結婚しない女性が増えました。今は男女とも自分の時間が減るために結婚をためらい、子供が出来たらますます拘束されるからと言う理由で子供を生まない選択をする女性も多くなっています。ところが男性はそんな微妙な女性の気持ちに気がつかない人が多いようです。結婚したとしても子供が出来たとしても時間が許す限り一緒に行動したい男性vs.自分の時間を大事にして自分だけの趣味や友人関係を結婚後も保持したい女性たち。

 

かつて男性は「三高」=高学歴、高身長、高収入がモテる要素とされていました。でも今この時代に求められるのは「三低」=低姿勢、低依存、低リスク。自分を誇示せず提案しない腰の低さ、女性に依存しなくても家事をはじめなんでも自分で出来る自立性、いかに安定した職場でリスクのない生活を相手に提供できるかが求められています。要約すると「私の生きかたの邪魔をしないで!私の自由を奪わないで!」と心の中で叫んでいる女性の気持ちをいち早く理解できる「気遣い」の出来る男を現代のアラサー、アラフォーは「カッコいい」と思って求めているのです。

 

女性側からすると、不倫や浮気を繰り返す「恋愛脳」の彼は適度にアグレッシブで常に新しいアイデアや計画を考えているので、生き生きしているし魅力的でつい惹かれてしまうけれど、ドーパミン快感ホルモンに支配されている彼の脳は落ち着くことを拒否します。あ~またやっちゃた!で失恋劇のヒロインに。今の世の中お財布を出しさえすれば簡単に「愛される私」「大人可愛い私」「セレブな私」「頑張った自分にご褒美をあげちゃう私」「彼におねだり出来ちゃう魅力的な私」が手に入ります。 この「選ばれたい」本能が生んでいく自己愛は、哺乳類動物のメスのように排卵期に発情してオスを選んで交尾するようには簡単に行かないので、「男性に選んでもらって運よく妊娠する」ことを目標に男性の中を徘徊するということになるのですが、、、今年こそ、結婚は恋愛の結果でなきゃイヤだと言う幻覚を捨てて、自分が欲しいものを相手に理解してもらい、回り道を省いて出会えるお見合いにも挑戦してみる姿勢が大事かも。女性20代後半の未婚率は54%(2000年数値)。生涯結婚せずに低収入で満足して行くか、自分に向けている「目線」を大事に今度こそ獲物をしっかりと狙うかはあなた次第です。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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