「胎内記憶」

私たちが母親の胎内にいたときや出産のことを記憶していることを「胎内記憶」または「出産記憶」と言います。最近になって比較的多くの子供たちが胎内記憶を持っていることが分かってきました。現在の医学、心理学、科学では否定されてきたこの胎内記憶はほぼ30~53%の子供にあるということが分かり、その記憶は音、色、匂い、味、温度など5感にわたっています。実際に赤ちゃんの聴覚は妊娠18週ころから発達するようになり、26週くらいには音楽を聞き分けられるくらいになり、視覚は妊娠7~10週頃から発達し始めます。頬の皮膚感覚は10週目くらいから温度をすら感じるようになるのです。

 

胎内記憶だけではなく、誕生記憶を持っている子供たちも存在します。その割合はなんと42%に達するとも言われています。出産のときはオキシトーシンという子宮を収縮させるホルモンが出るのですが、これには記憶を消す作用もあり、ストレスホルモンであるコーチゾンにも同じような働きがあります。おなかの中で既に5感が備わっている赤ちゃんに出産前後に「つらい」「痛い」「苦しい」などというネガティブな感覚を経験するのを消し、おなかの中で色々な事を感じているけれど、大部分は出産のときに消されてしまい、残った部分が出産記憶または胎内記憶となるのです。

 

 

「バース・トラウマ」は人格形成に多大な影響を与え続けると言われ、そのために欧米では多くの科学者達によって、「生きがいの創造」「生まれ変わりの科学」として研究が進められ「私たちはいったい何のために生きているのか」と言う生きがいの本質を探るために、これからも「誕生を記憶する子供たち」と「胎内記憶」がただのオカルトの範囲ではなく、心療内科の手段として使われていくのは間違いありません。この話題に関しては沢山の本や文献が出版されていますので、興味のある方はぜひ読んで見られることをお勧めいたします。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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