「自己催眠術」

今月は「自己催眠術」についてお話しましょう。催眠とは「暗示を効果的に入れる事が出来る状態へ誘導する技術」あるいは「心の深い所へアクセスするための技術」のことを言います。この技術を使うことで表層意識(普通の生活で活動する時に優位な意識のこと)のレベルを低下させ潜在意識(普段は隠れている心の奥にある意識)を優位な状態にすることが出来ます。表層意識のフィルターが薄れていると暗示の言葉が潜在意識へ素直に届き直接語りかける形になるため様々な悩みやトラブルを解決することが可能になるのです。その中でも「自己催眠」とは一種の自己暗示、イメージトレーニングと同じ意味ですが、これを上手に活用することによってダイエット、受験、資格取得、冷え性、肩こり、禁煙、依存体質の改善、安眠、自己評価の上昇など多岐にわたって良い方向へと意識を誘導することが出来良い結果を期待することが出来るのです。

 

大きな流れはふたつ。①リラックスすること。②暗示を入れること。①の方法にはーA.音声による導入 (音声ファイル=催眠音声サンプルのいくつかは無料でダウンロードできます=やCD=モンロー研究所のヘミシンクCDは聞いていると頭がボーッとしリラックス出来る、B.緊張・弛緩法(一度体に力を入れたあとからだの力を抜く)、C.分割弛緩法(体を部分的に緩めていく方法)、D.自律訓練法(リラックスするためのイメージ法)があります。②の方法にはーA.事前に音声を録音した物を再生する B.短い文章または単語を繰り返し復唱する方法があります。

 

この中の緊張・弛緩法ですが、(かなづちで釘を打つのをイメージしながら)一度力をぎゅっと入れた後すっと抜くと、力を入れる前よりずっと体の力を抜く事が出来るからです。このやり方を会得すれば後はいたって簡単です。A.まず深呼吸します B.123と心の中で数えながら、12で力をいれt3で息を吐きながらスッと力を抜いてみて。そして抜いたらゆっくりと深呼吸。力入れて→抜いて→深呼吸これを4~5回繰り返します。体の力がかなり抜けているのが分かります。 

分割弛緩法は体の上から右腕、左腕、右足、左足と部分で分けて力を抜いていき最後に全身の力を抜くものです。まず楽な姿勢で腰掛け呼吸が整ったら「気分が落ち着いている」と何回か唱えます。次に「右腕が重い」と唱え、重くなったと感じたら左腕に移ります。そうして両足まで終ったら、今度は「右腕(左腕)が暖かい」「右足(左足)が暖かい」と仕上げ、最後に「消去動作」=肩や腕や首を回したり、手を握ったり広げたりしながら体全体を覚醒させること=で終ります。 手足が重い→手足が暖かい→消去動作、これを4~5回繰り返します。慣れてきたら自分が到達したい目標を録音した物を聞くか、文章として繰り返し唱えてみて!マッサージや針灸、アロマでは得られない深い満足感に浸れること間違いありません。

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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