「魔術②」

 

今月はお約束どおり「魔術」実習編です。魔術や魔法には白魔術と黒魔術があることはお話しました。その黒魔術の中に「呪い」があります。のろいとは人あるいは霊が物理的手段に拠らず悪意を持って災厄や不幸をもたらす行為のことで、「呪う」という言葉は「祝詞(のりと)」と語源は同じで古代の言霊(ことだま)信仰に由来しています。 呪いは生きた人間による場合は呪文、祈祷、または宗教的行為によって行われるわけですが、宗教や文化的背景によってさまざまな違いがあり、神、悪魔、個人の霊的能力によって起こされる行為と考えられています。その呪いの中でも有名なものにTecumseh(テカムセ)の呪いがあります。これは1811年にティピカヌーの戦いで殺されたアメリカン・インディアンの酋長が死の直前にかけた呪いで、この出来事から20年ごとに大統領として選ばれた者の死を呪ったと記録にあります。その後第9代アメリカ大統領William H. Harrisonの肺炎による死去、John F. Kennedy大統領の暗殺(1963年)、レーガン大統領暗殺未遂(1981年)等ほぼ20年おきに起きています。

 

魔術に使われるろうそくは、その色によって表れる効果が違います。ピンク=友情、幸せ、成功、紫=パワー、オレンジ=成功、黒=死者との交信、呪い、復讐、白=悪霊を払い精神的な向上を果たす、赤=ロマンス、愛、幸運、青=精神的な飛躍、黄色=ジンクスを取り除く、金色=知的な向上を助長と言う具合。それでは<願いをかなえる白魔術>をお教えしましょう。1.あなたの願望によってろうそくの色を決めて用意する、2.願いを出来るだけ具体的に紙に書き燭台の下におく、3.指に油(エジプト製の香油が一番)をつけて、ろうそくのA.中央から上になぞるB.中央から下になぞる、4.ろうそくを燭台に立て火をつける、5.自分の願いを10回読み上げる、6.燃え尽きるまでろうそくを燃やす、です。時間は夜の10時以降、満月の日に行うのが一番効果があると言われています。

 

ここからが黒魔術です。黒魔術を行い願いがかなった場合は、あなたの身に3度悪いことが起きると言われている事実を忘れてはいけません。その悪運を避けるためには、願いがかなったらすぐに①自分が一番大事にしているものを犠牲にする、②献身的に困った人に尽くす、③ぎりぎりの生活費を残して寄付をする等で中和されると言われてはいますが、くれぐれも深慮の末の行動でありますように!

<A> にくい人を痛い目に合わせる-材料:粘土、赤いろうそく、はり、ろうそくを溶かすなべ。1.火曜日の夜12時過ぎにろうそくに火をともす、2.粘土をこね、ろうそくを垂らしこむ、3.相手の姿に似た人形を作成、4.人形をろうそくの火の下に置き相手の顔を思い浮かべながら、5.自分が相手から言われた一番傷ついた言葉を何度も唱えながら人形に針を刺す、6.人形を相手の家の敷地の近くに埋める(又は相手の通勤途中の場所の地中に深く埋める)。 <B> 自分に対する悪いうわさをストップし相手に返す-材料:A4の真っ白な紙、未使用の針、塩水、青のペン。1.紙いっぱいに舌の絵を描きそれを切り抜く、2.青いペンで噂を流している人の名前を書く、3.針を塩水で清める、4.STOPと何度も唱えながら舌の絵に針をさしていく、5.新月からこれを3日間続ける。さて?

クリスタル

 

占い暦40年以上、

オーストラリア・シドニー在住の日本人カウンセラー

 

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